恵那山

 

11月4日 横浜⇒飯田⇒こまんば⇒野熊の庄 散策
 8:00発のベイブリッジ号に乗り、飯田駅へ。路線バスで「こまんば」まで行き、宿の送迎により13:50、野熊の庄に到着。付近を散策。秋の山里を気持ちよく歩く。途中、古民家風の「五へいもちカフェ」により、美味しい五平餅とコーヒーを、前田さんにご馳走していただいた。宿に戻って温泉に入り、美味しい夕食で前祝い。食事は、コース料理のように、出来立てを次々と運んでくれた。明日の山行、今年の山行を振り返り、話題は尽きず、楽しい一時を過ごした。明日に備え、早めに就寝した。

 11月5日 野熊の庄⇒登山口→4合目→山頂→4合目→登山口⇒野熊の庄⇒伊賀良⇒横浜


 5:30宿を出発。外気2℃、好天を予感させる満天の星空(阿智村は、日本一の星空をうたい、星空ツアーなども行っている)。駐車場に着いたときは、まだ薄暗かったが、登山口に着く頃には、明るくなった。登山口(1,266m)から少し下り、本谷川にかかる木橋を渡る。昨年、流されて、登山を諦めた要因の橋だ。澄んだ流れを見ながら、感慨深く渡った。林床に笹原が広がり、木の間隔が広く、明るい樹林帯の中、石がゴロゴロした急坂をジグザグに登る。いきなり急登だ。30分ほど登り、休憩を兼ねた朝食にする。エネルギーを補充し、さらに急坂を40分ほど登る。
 8:00、4合目(1716m地点)に着く。なだらかな上りになり、黄金色に色づいたカラマツや白いダケカンバを愛でる余裕も出た。登山道には、3~7cm位の霜柱が立っていた。稜線を登り、木々の合間に展望が得られようになった。伊那谷をはさんだ東側に、長大な南アルプスが見えた時は、歓声があがった。白く雪をかぶった北岳、間ノ岳、今年登った荒川岳、赤石岳、聖岳、光岳、北側には中央アルプスの山々、山行の話題で盛り上がり、休憩を取りすぎてしまった。唯一のロープ場を過ぎると、再び急坂になる。
 9:40、8合目を過ぎると、緩やかな登りになり、2000m付近の開けた所では、駒ヶ岳、仙丈岳も確認できた。中央アルプスと南アルプスの間に八ヶ岳。北の方には、北アルプスの奥穂高、前穂高。北西には、噴煙をあげるどっしりした独立峰の御嶽山、その横に、優美な稜線を広げる乗鞍岳、前を見て、横を見て、次々に歓声があがり、山行の話題で盛り上がる。

白峰三山・塩見岳・赤石岳・荒川三山・聖岳・上河内岳

 芳賀さん、前田さんの「Peak Finder」が大活躍。

左から塩見岳・荒川三山・赤石岳・聖岳・上河内岳・光岳     ここには写っていないが御岳・乗鞍・抜戸・奥穂・前穂。中央アルプス空木岳・八ヶ岳などが遠望できた

北岳→間ノ岳→農鳥岳

左端から聖岳・上河内岳・中央から右へ光岳・池口岳

 ここから、西に曲り、山頂に続く尾根に向かう。9合目からは、山頂直下の急登があり、石ゴロの急坂を登った。
 10:15、息を切らして登っていくと、一等三角点のある山頂(2191m)についた。展望台もあるが、針葉樹林におおわれ、展望は得られない。恵那山2191mと指標が立っているが、ここは、2190m。山頂は広く、この先に最高点(2191m)があるので、恵那山神社奥宮から、山頂避難小屋へと進んだ。小屋の後ろにある岩場の先に最高点があるらしい。岩場に登ると、黄色、黄金色、赤、緑に彩られた山々の後ろに、南アルプスの峰々が広がり、その絶景に見とれた。眺望を楽しんだ後、岩場の先の最高点を踏み、避難小屋前の広場に戻った。
 広場で昼食にした。温かい陽だまりで、美味しいお菓子やコーヒーをいただき、話も弾んだ。


 11:50、避難小屋出発。山頂に戻り、往路を下りる。2000m付近まで一気に下り、また、しばし大展望を楽しんだ。日差しの加減か、雪をかぶった北岳、間ノ岳が輝いて見える。「また、話が振り出しにもどってる」、話は尽きず、休憩時間が長くなってしまった。
 13:10、4合目。ダケカンバ林を抜け、1710m地点に着いた。宿に送迎を依頼し、カラマツ林の中を下りる。陽に映えて、カエデがオレンジ色に輝く。下山時は、周りの景色を楽しむ余裕がある。往路を戻るのは単調だが、山の美しさを再発見することができるなと思った。
 

14:00、登山口に戻った。色づいた山々を眺め、名残を惜しみながら、峰越林道を歩いた。
 14:30、送迎車に乗り、宿に戻った。伊賀良まで送ってもらい、お土産などを買い込み、帰りのベイブリッジ号に乗った。 渋滞もなく、21:00、横浜に着き、各自帰路についた。
  昨年、残念した恵那山だったが、紅葉の美しい、この時期に来ることができて、楽しい山行になった。歩く時間は、コースタイムより若干早かったが、休憩が長すぎたため、予定通りの時間になった。 恵那山は、岐阜県中津川市と長野県阿智村との境界上の山。美濃の最高峰だ。山容が船を伏せたような形から、「船伏山」とも呼ばれ、古くは、伊勢湾を航行する船の目標となっていた。天照大神が降臨した折りに、その胞衣(えな)を納めたという伝説が残っており、山名の由来となっている。江戸時代より、修験者が礼拝に訪れ、恵那神社で禊ぎをしてから登山を行っていた。明治以降、登山道が整備されて「恵那講」が流行り、白装束を着た参拝者も多く訪れるようになった。恵那山神社奥宮には、7つの社が置かれている。

 (記録・写真 一之瀬)
 日時:2019年11月4日(月)~5日(火)
 4日 横浜駅8:00=飯田12:20=こまんば13:35=月川温泉野熊の庄13:50(泊)
 5日 野熊の庄5:30=駐車場5:55-登山口6:25-4合目8:00-山頂10:15-最高地点10:35(昼食・休憩)11:50-山頂12:00-4合目13:10-登山口14:00-駐車場14:30=野熊の庄15:30=伊賀良16:36=横浜21:00

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